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とし子の悲劇
第1章 とし子の悲劇
「としこさんもつらいわね、あんた、嫁ぎ先を間違えてしまったようだわねぇ。」
「奥さまのおっしゃる通りです…無職の男性4人も抱えていると言うのに、どうやって助けると言うのですか?クソッタレのダンナは、せっかく入社できた職場をやめて、家出をして行方不明のままで…どこへ行っているのか分からないわ…健一郎さんは、高校卒業認定試験を経て大学受験で受かった大学をやめて中卒になってしまって、20日以上も家に帰ってこない日が続いている…キッチンドリンカーになってしまった義父…アタシはね…あななクソッタレの家のモンを助ける余力なんて残っていないから、家のモンが死んでやるとわめきちらしても、アタシは助けないから…そんなに死にたきゃ死ねばいいのよ。」

近所の奥さまは「そうよね。」と言ってから、多少のイヤミを込めてアタシに言いました。

「としこさん、これ、うちにとどいた回覧板なのだけど…ご存じかしら?」
「回覧板。」

アタシは、奥さまから回覧板にはさんでありました愛媛県警の広報のコピーを受け取りました。

アタシは、広報のコピーを手に取りまして、見てみました。

そしたら…

8月2日と3日に、桂一郎さんの会社が企画していましたおんまくお見合いに参加をしていました新居浜の信金の女性職員さんが8月26日に新居浜市内の自宅を出たまま行方が分からなくなっていたので、捜索願いが出ていたと言うことでありました。

行方が分からなくなっている女性は、桂一郎さんが一緒にお祭りを楽しみたかったのに、クジでAさんに当たった女性職員さんでありました。

それを知ったアタシは、顔が真っ青になってしまいました。

「どういうことなの?」
「としこさん、あんた心当たりはあるのかしら?」

アタシは、近所の奥さまからの問いにハッと気がつきまして『何でもありませんわ。』と冷や汗まじりの表情で答えました。

そしたら奥さまは『そぉー?あんた心当たりはないと言うわけなのね…フーン、そうなのだ…』と冷めた声で言い返したあと、アタシにひにくり言葉で攻撃しました。
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