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完熟の森
第9章 酔っ払い
そして、満足そうな顔でそのままソファーに横たわり、目を閉じてしまった。
えっ…僕はどうすれば…
「雫さん、起きて下さいよ」
そう声をかけたが、雫は目も開けずに「ベッド、ベッド、」と連呼した。
僕はリビング奥の部屋にベッドがあるか確認し、仕方無く雫を抱き上げベッドに寝かせてやった。
雫は軽かった。
するとデニムのショートパンツを脱ごうともがき始めた。
雫の目は閉じられたままでちっとも上手く脱げそうにない。
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