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完熟の森
第13章 花火
理音と二人だけになった。


二人で夜風に辺りながら祭りの音を耳に残し歩いた。


「五月ちゃん…千晶の事気に入ってたみたい」


「富岡は理音の事好きみたいだぞ」


「…うん。告白されたから」


まじかよっ!?


富岡も隅に置けないヤツだな。


「いつ?」


「夏休み前…」


「ふうん」


理音は黙ってた。




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