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完熟の森
第3章 僕達の放課後
「・・・そっか」


少し俯いて寂しそうな横顔をする。


この顔が可愛い。


「ウソだよ。理音を抱きたい」


耳元で囁いてやった。


「もうっ千晶、意地悪!」


理音は頬を膨らませて、僕の胸を軽く叩いた。


僕はゲラゲラと笑って理音の家に向かった。



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