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完熟の森
第21章 恋人 2
僕はその二本の指を雫の悦ぶ場所に当てながら動かす。


その速度を徐々に速めた。


「…あっああっっ」


雫は腰を浮かせ全身を強ばらせ、シーツを握りしめ喘ぎ、また脱力した。


同時に雫の周りのシーツが物凄く濡れた。


僕の手もびっしょりだ。


雫は手探りで濡れたシーツを確認していた。


そして僕の顔をちょっと驚いた目で見た。


僕はまた嬉しくなって微笑んだ。


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