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完熟の森
第25章 ハンモック
僕は堪らなく愛おしくなって、体を起こし雫に口づけをした。


ハンモックが揺れた。


揺れながら柔らかい雫の唇を感じた。


胸の奥からこみ上げる感情を雫に伝えたい。


唇を離すと雫は指で僕の前髪をよけた。


相変わらず、僕は言葉が見つからない。





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