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完熟の森
第27章 雫と僕
「風呂入れば?」


「うーん、なんか面倒臭い」


「俺が洗ってやる」


「なら入る」


僕達はこうやってしょっちゅう一緒に風呂に入ってた。


雫の長い髪をゆっくり洗ってやると、雫は気持ち良さそうに目を閉じる。


そんな顔を見ると僕はまた嬉しくなる。


二人でいる時間が増えれば増える程、僕は雫への想いが強くなる。





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