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完熟の森
第5章 誘惑の森
放課後、理音と一緒に校門を出ると僕の足は真っ直ぐ森へ向かっていた。


理音はその後をパタパタと付いて来た。

「千晶、何処行くの?」


いつもと違う道に理音は不安そうな顔だった。


僕は理音の手を握り、「森だよ」と答えてまた歩き出した。

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