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完熟の森
第35章 勉強の秋
僕は家に帰って勉強する事も多くなってたけど、週末は相変わらず雫と過ごしていた。
去年やった焼き芋だの秋刀魚だのも焼いたりして、それはそれで息抜きになっていた。
特に秋刀魚を焼いた時は『千晶の告白記念日』とか言って雫は上機嫌だった。
女って記念日好きだよな。
今年は流石に薪割りする暇はなかったけど来年はやりたい。
僕はこの先、離れていても僕達は何も変わらないってどこか確信していた。
その自信はどこからくるのか分からなかったけど、そんな気がした。