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完熟の森
第40章 卒業
僕は雫から離れた。


言葉も体も突然拒絶され、いらないって…

僕は卒業証書の筒を拾って雫に投げつけた。


「最初から別れるつもりなら、俺なんか相手にしなきゃ良かったろ!
要らなくなったらゴミ扱いかよ…

そっちこそ体目当てだったんだろ?」


どこにも行き場のない想いが空回りして僕を嫌なヤツにしていた。


「そうかもね…」


僕の暴言に雫は冷たく言い放った。


「雫は最低だ!最低の大人だ!
俺は絶対雫みたいな大人にはならない!」



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