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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第9章 月夜に、輝く池のほとりで
 文机の片隅には小さな丸い卓があり、見事な白磁の壺が置かれている。表面に精緻な文様が刻み込まれた逸品であり、流石は不遇をかこつとはいえ、大妃という立場にある人の住まいらしい贅をこらした調度品だ。






 壺には幾本もの紫陽花が投げ入れられている。まだ季節には早いため、無数についている小さな手鞠のような花は純白に近く、所々、うっすらと黄緑に色づいているだけだ。もしかしたら、色鮮やかな紫陽花ではなく、元々白い花なのかもしれない。
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