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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第10章 危ない口づけ(ファーストキス)
 彼の側にいたい、声を聞きたい、逞しい腕に抱きしめられたい。



 王宮を出てまだ半月ほどだというのに、もう十年も逢っていないような気がする。




 一体、自分はどれだけ彼を好きになってしまったのだろう。セリョンは底なしに深まってゆくムミョンへの恋心が自分で怖かった。
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