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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第10章 危ない口づけ(ファーストキス)
「そうなのか?」


 若者は頷き、丸顔の盃にすかさず酒を注いでやった。



 三人はそれからも和気藹々と話し込み、四半刻後、若者は席を立った。



「済まぬが、これから野暮用があるので、俺は失礼する」
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