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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第12章 少女も歩けば事件に当たる
 小柄なセリョンからすれば見上げるような長身、更に成人にも拘わらず長い髪は結わずに後頭部で一つに束ねただけだ。元々色素が薄いのか、春の陽光に照らされた髪は月の光を紡いだような黄金色に輝いている。



 若者と眼が合い、セリョンは息を呑んだ。二十代前半ほどの彼の双眸は、深い蒼に染まっていたからだ。
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