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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第13章 秘密の情人
 スンチョンはもう長らく病臥しているとのことで、やはり、訪ねたときも粗末な夜具にくるまっていた。セリョンは、持参した忘れな草の花束を枕許の空の花器に入れて飾った。何故かスンチョンは蒼色の花を見た刹那、声を上げて泣き出した。
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