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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第13章 秘密の情人
「ここをどこだと思ってるの、天下の往来よ」



「では、ここではない別の場所なら良いのか? 何なら近くに酒も出す食堂があるから、そこで個室を借りても―」


 甘く濡れた声音を耳に注ぎ込めば。


 パッチーンと小気味の良い音がして、ムミョンは紅くなった頬を押さえて茫然とセリョンを見た。
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