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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第13章 秘密の情人
「あいつがソンジョンを殺したのよ」



 憎々しげに叫び、セリョンは思わずムミョンと顔を見合わせる。




 カヒは立ち上がり、八角形の窓を勢いよく開けた。四月の心地良い微風が窓から吹き込んでくる。窓の手前にある桜樹に既に花はなく、みずみずしい緑の葉が眩しい陽光を弾いていた。
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