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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第13章 秘密の情人
「―っ」



 カヒが鋭く息を呑み込んだ。張り詰めた一瞬の後、彼女が低い声で言った。




「そう、ですか。あなた方はそこまでご存じなのですね。ソンジョンの亡骸が捕盗庁から自宅に戻ってきた日、私はウンシムと弔問に行きました。その時、ソンジョンのお父君は特に何もおっしゃっていませんでしたから、懐妊については公になっていないのだと安心したのですが」
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