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第13章 秘密の情人

　セリョンならば、美貌、知性、教養、何を取っても上流両班の息女に引けを取らない。その点、翠翠楼の女将がセリョンを両班の令嬢並みに厳しく育てたことに感謝せずにはいられない。




　セリョンなら、国王が下手な工作をせずとも、自らの力で順当に選考試験を勝ち上がってくるだろう。ムミョンはただ、セリョンが彼を信じて彼の許まで来るのを待つだけだ。セリョンが彼を信じてくれるのと同様、彼もまた愛する女を信じる。