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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第13章 秘密の情人
 次の瞬間、セリョンは思い切ったように一息に言った。



「あなたに嫌われたくないからよ」


 それから絶句して、両手で顔を覆う。


「駄目、これ以上は言えない」



 漸く顔から手を放したものの、また恥ずかしくなったものか、頬を染めてうつむく。
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