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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第14章 恋の代償
 内禁衛将がハッとしたような表情になった。



「結果、いつも泣くのは女の方、妓生です。私の母はいつも翠翠楼の妓生たちに言っています」



―男に惚れさせても男に惚れるな。



 妓生は一夜の夢を客に売るのが仕事、ゆえに、身体を重ねて、どんなに甘い夢を見ても、それは夢幻だと思え、と。
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