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第17章 苦難の道

　それは、まるで蝶が蛹から成虫へ、花が蕾から大輪の花へと開くような眩しいほどの変わり様である。




　女将はと見れば、こちらは眠っているのか、眼を閉じたままだ。いつもならムミョンを見ると必ず皮肉の一つや二つは言うのに、固く閉じた眼は開く気配もなく、四十路だというのに三十ほどにしか見えない妖艶な美貌も今はすっかり鳴りを潜めている。