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第18章 涙で咲いた花

　馬を駆る間、彼は何度か自問自答した。その度に、彼は迷いなく愛せると応えられた。たとえソ・ジェヒに穢されてしまったとしても、彼女への想いは何一つ変わらない。





　よく他の男に抱かれた女は生理的に受け入れられないという男がいる。ムミョンとて男だ、仮にセリョンが裏切って他の男の許に走ったのだとしたら、許せないかもしれない。いや、もし、そんなことなったら、彼は嫉妬の焔に身を焦がし、彼女を男の許から奪い返し無理にでも組み敷くだろう。