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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第3章 過去
 ムミョンが負けるのではないかと考えると、心ノ臓が口から飛び出しそうだ。セリョンが思わず眼を瞑った時、大歓声が湧き上がった。愕いて眼を開くと、大男が土俵の外で大の字に転がっている。ムミョンは真ん中で拳を固めて振り上げ、見物人の声援に応えていた。





「勝った!」
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