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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第19章 永遠の約束

大王大妃の視線がセリョンに注がれた。
「そなたの選考をしていた最中、雷雨に見舞われた。実は中殿を決める最終決定の場でも、雷雨はあまりにも不吉と申す者がいたのだ。私はあの時、試しに、そなたに難題を持ちかけてみた。応えられぬようなら、やはり、選考中に雷雨を呼び寄せたそなたを王妃に据えるのは凶と思うことにしたのだ。さりながら、そなたは見事な機転で乗り越えた。災い転じて福と成す。それこそが朝鮮の未来の王妃に、この国の中殿に何より求められる資質だ。そなたこそが主上の傍らに立つ伴侶としてふさわしい。どうか賢妃となり、若い主上のお力になって差し上げて欲しい」
「そなたの選考をしていた最中、雷雨に見舞われた。実は中殿を決める最終決定の場でも、雷雨はあまりにも不吉と申す者がいたのだ。私はあの時、試しに、そなたに難題を持ちかけてみた。応えられぬようなら、やはり、選考中に雷雨を呼び寄せたそなたを王妃に据えるのは凶と思うことにしたのだ。さりながら、そなたは見事な機転で乗り越えた。災い転じて福と成す。それこそが朝鮮の未来の王妃に、この国の中殿に何より求められる資質だ。そなたこそが主上の傍らに立つ伴侶としてふさわしい。どうか賢妃となり、若い主上のお力になって差し上げて欲しい」

