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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第19章 永遠の約束
 いつかムミョンがセリョンはいつも良い匂いがすると言った。あの時、



―いつかセリョンが身も心も俺のものになる時、この香りを髪につけてくれる?



 彼が囁いた言葉。セリョンはずっと憶えていて、入宮する花嫁道具の中に自家製の香油を忍ばせていたのだ。身体に付ける香油も、自分で作ったこの香りを選んだ。
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