この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第21章 100日間の花嫁~おさな妻の戸惑い~【寵愛・第二部】 前編

☆新婚蜜月の夢さめやらぬムミョンこと英宗とセリョンに結婚早々、最初にして最大の危機が!?
第二部は王妃となったセリョンが様々な試練を乗り越えながら、王妃として妻として女性として成長してゆく姿を描く予定です。
*********************
「結婚前にそなたに約束した。一生そなただけを愛し守ると。そなたを側室にはしないとも誓った。なのに、その約束を守れそうにない」
セリョンは自分の手首を摑んだ彼の手を片方で優しくさすった。
「あなたは妓生の娘の私をこの国の中殿にしてくれたわ。ちゃんと約束を守ってくれたじゃない」
ムミョンが苦しげに言った。
「それと今回は別だ。俺がしようとしていることがそなたにとって、どれだけ酷いか。俺が判っていないわけじゃない」
セリョンは優しく言う。まるで幼子に言い聞かせるような口調だ。
「あなたのその気持ちだけで、私は十分よ。私も人間だから、最初は嘆きもしたし、あなたを少しは恨んだの。でも、考えてみたら、一国を背負う人は私情を優先させては生きられないものなのよね。私は今はまだ中殿だから、あなたと同じで、この国を守るべき立場にある。王妃として、王の伴侶として何をなすべきかを考えた時、哀しいから嘆いてばかりいないで、なすべきことをしなければならないと気づいた」
第二部は王妃となったセリョンが様々な試練を乗り越えながら、王妃として妻として女性として成長してゆく姿を描く予定です。
*********************
「結婚前にそなたに約束した。一生そなただけを愛し守ると。そなたを側室にはしないとも誓った。なのに、その約束を守れそうにない」
セリョンは自分の手首を摑んだ彼の手を片方で優しくさすった。
「あなたは妓生の娘の私をこの国の中殿にしてくれたわ。ちゃんと約束を守ってくれたじゃない」
ムミョンが苦しげに言った。
「それと今回は別だ。俺がしようとしていることがそなたにとって、どれだけ酷いか。俺が判っていないわけじゃない」
セリョンは優しく言う。まるで幼子に言い聞かせるような口調だ。
「あなたのその気持ちだけで、私は十分よ。私も人間だから、最初は嘆きもしたし、あなたを少しは恨んだの。でも、考えてみたら、一国を背負う人は私情を優先させては生きられないものなのよね。私は今はまだ中殿だから、あなたと同じで、この国を守るべき立場にある。王妃として、王の伴侶として何をなすべきかを考えた時、哀しいから嘆いてばかりいないで、なすべきことをしなければならないと気づいた」

