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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第26章 愛と煩悶の狭間で
 ムミョンは溜息をついた。



「そなたが頑固なのは知っている。とにかく中宮殿に戻ろう」




 道すがら、二人の間に会話らしい会話はなかった。国王と王妃を認め、中宮殿の殿舎正面前に控えている女官たちが慌てて両側から扉を開ける。王、王妃が階を昇り姿を消し、扉はまた元通りに女官たちによって閉められた。
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