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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第27章 心に走る漣(さざなみ)
 彼の盃はすぐに空になり、セリョンはまたお代わりを注いだ。何も喋らず黙々と呑むので、二杯めもまたすぐになくなる。酒器を摑んだセリョンを見て、ムミョンが首を振った。




「流石にもう良い。今夜は話があって来たんだ。酒は弱い方ではないが、話は酒が入っていない方がしやすいだろう」
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