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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第30章 哀しみの迷宮
 セリョンはすぐに温かな風呂に浸からされ、大事を取って床に入らされた。




 清潔な乾いた寝床の中で、セリョンは声を殺して泣いた。眼を閉じても四阿で見たあの光景が甦った。眩い雷光に照らし出された王と華嬪、ムミョンは王衣を脱いでまで、華嬪を雨に濡らすまいとしていた。
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