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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第31章 切なくて
 今度はセリョンが小さく息を呑む。彼女は物問いたげに王を見つめ、黄尚宮に応えた。



「昨夜、殿下は私の許にはお見えではなかったが」



 水を打ったようなしじまの中、英宗が形の良い口許を引き締めた。更に幾ばくかの沈黙の後、諦めたような口調で王は言った。
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