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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第4章 発覚
「娘さん(アガッシ)」




 最初は気づかず、何度めかに漸く我に返った。セリョンの斜向かいには、八百屋の若者が露店を出していた。セリョンは行き交う人波をよけつつ、通りを横切って八百屋の前に立った。





「こんにちは」
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