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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第31章 切なくて
 黄尚宮が泣き崩れた。実際には華嬪はなよやかな見かけによらず、気が強いから、黄尚宮が何を言ったとしても聞かなかったはずだ。それでも、黄尚宮は自分が側にいながら、みすみす華嬪を疲れさせるような真似をしてしまったと後悔しているのだ。



 ムミョンは固い声音で言った。



「華嬪が倒れたのは、そなたの落ち度ではない。とにかく、朕も華嬪の許に行こう」
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