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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第32章 清浄華(しょうじょうか)
 まるで孫をいなす祖父のような口調だ。領議政は立ち上がると、また丁重に王に向かって頭を下げた。





「大丈夫でございますよ、皇帝は信じますとも。華嬪さまが我が国に嫁がれてよ月になります、夫婦であれば懐妊してもおかしくはない十分な時が経っています。新婚の夢さめやらぬただ中にめでたく懐妊した挙げ句、不幸にも流産。きっと老いた皇帝は殿下に愛された幸せな孫君の死を悼み、華嬪さまを失って悲嘆に暮れる殿下を心からお気の毒に思われることでしょう」
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