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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第32章 清浄華(しょうじょうか)
 沈尚宮が我が儘な駄々っ子に言い聞かせるように言うのに、華嬪は小さく笑った。



「はいはい、判ったわ」



 三日前から、華嬪は一切の薬湯を絶った。最初、沈尚宮は華嬪を諫め、ついには泣いて懇願した。



―お願いですから、お薬を飲んで下さい。
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