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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第39章 二人の王者
 半ば想定していたとはいえ、あまりのなりゆきに声も出なかった。





 初対面から皇帝は実に淀みない朝鮮語を話していた。清国鈍りは一切なく、生粋の朝鮮人よりもなめらかな言葉だったから、言葉の問題も彼の判断を鈍らせた一因ではあった。
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