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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第39章 二人の王者
 華嬪の乳母でもあった沈尚宮は華嬪の死後、数ヶ月で本国に帰った。華嬪を我が子も同然に思っていた沈尚宮なら、朝鮮の後宮で起こった一切を皇帝に話していたとしても不思議はない。




 果たして、〝あのこと〟を沈尚宮は皇帝に話しているのだろうか。華嬪と英宗が真の意味では褥を共にしておらず、華嬪の死因が懐妊による体調悪化だというのも大きな偽りなのだと。
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