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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第39章 二人の王者
 セリョンが宮殿に辿り着いた時、既に周囲は宵闇が垂れ込めていた。やはり、祖大徳の商館で過ごした時間はかなり長かったようだ。帰りは女輿で送ってくれるという皇帝の申し出に、セリョンは大人しく従った。身体全体が気だるく、腰は重く、力が入らない。
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