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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第40章 紫苑の花の咲く頃に
 こんもりとした塚の周囲は手入れがよくされ、雑草などは見られない。小さな石が数個積み上げられた前に、セリョンは持参した菊の花束、艶やかな林檎や蜜柑、薬菓を備えた。更に酒瓶から直接周囲に酒を撒く。
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