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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第40章 紫苑の花の咲く頃に
「華嬪さまが亡くなられてまもなくです。華嬪さまが朝鮮に輿入れされて、果たして一刻なりとも幸せだったことがあったのかと、深く御心を悩ませておいででした」




 セリョンは小さく息を吸い込んだ。




「ゆえに、私は思ったままを申し上げました。華嬪さまはこの国に来られて、お幸せだったのだと」
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