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第44章 出生の秘密

　実際、セリョンの甲斐甲斐しい看護によってか、鉛のように重かった身体も頭痛も朝にはすっかり治まっていたのだ。





　御前会議に元気そのもので姿を見せた王を見て、廷臣たちは複雑そうな表情だった。ホッとした者もいれば、落胆したような者もいる。落胆した者たちはやはり英宗の読んだとおり、側室問題を持ち出すつもりだったのかもしれない。