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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第44章 出生の秘密
―ごめんなさい、本当にごめんなさい。意気地のないあたしを許して。





 涙ながらにスングムが詫び続けても、最早、ソファは眼を開ける気力もなかった。半ば死んだようにぐったりと眼を閉じているだけだ。スングムはソファが本当に死んでしまったのではないかと心配したけれど、彼女の唇に椀を当てると、わずかながらも水を飲んだ。
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