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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第45章 真実と涙
 紅順に蒔絵の平たい箱に並んだ美々しい髪飾りを見せて、どれが良いか選ばせた。紅順が選んだ髪飾りを尚宮はちゃんとつけてくれるのだった。




 紅順は実のところ、この毎朝の髪を結う時間がとても好きだ。
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