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第46章 謀略

「お解りになりませんか。人間、誰しも好んで逆賊の汚名を来たがる者はおりません。あの領議政とて、そうでしょう。できれば穏便に権力を手にしたい。孫を次代の王にするには、領議政は〝謀叛〟を起こさねばなりません。成功失敗に拘わらず、後世の歴史にきゃつの名は不名誉な〝王位簒奪者〟として永遠に刻まれるのです。あの者が逆賊にもならず、すんなりと権力を掌握できる道が一つあります」