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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第47章 女と女の約束
 そんな自分がとても悪い子に思え、紅順は大粒の涙を流した。




「嘘をつくのは盗人と同じくらい悪いことだ。今度一人になりたいときは、ちゃんと言いなさい。できるだけ、そなたの願いは叶えよう」




 母が袖から何か取り出し、紅順の小さな掌に乗せた。
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