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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第50章 迷い道
 昼間はセリョンの居室でもある寝室には、小卓が二つ並んでいる。どちらも山海の珍味や果物が載っており、これだけを見れば民が飢えに苦しんでいるのは嘘かと思いたくなるような豪勢さだ。ここにも、身分社会の残酷な現実があった。
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