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第50章 迷い道

「助平な酔っ払いで結構、男とは元来、嫌らしい生き物だからな。俺は廷臣たちと会議をしている最中でも、頭の中は寝所でそなたとどんな風に戯れるかとか閨のことばかりだ。そなたが俺をお預けを食らわされる犬みたいに焦らしてばかりいるから、そんなザマになっている。どうだ、男の本性が判ったか、中殿」





「もう、あなたなんて知らないんだからー」