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第50章 迷い道

　ムミョンの愛撫は容赦がないほど的確だ。セリョン自身すら知らない身体の秘めた場所から熱く深い快楽を巧みに引き出す。いつしかセリョンはあれほど嫌がっていたにも拘わらず、自ら彼の背に両手を回し、すんなりとした両脚を逞しい腰に絡めていた。まるで浜辺に打ち寄せる美しい貝のように隙間なくぴったりと身体を重ね合わせ、彼自身を進んで奥深い場所で受け入れた。