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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第50章 迷い道
 ムミョンは正直、愛の行為に心が必要だと考えてセリョンを抱いていたとはいえない。新婚の頃はまだ堅い蕾だった花が彼と過ごす幾夜もの中に、次第にほころび花ひらいたことに、単純な歓びを感じていただけだ。セリョンという花を開花させたと男として自信を持っていたけれど、それは単なる男の自己満足であったのかもしれない。
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