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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第50章 迷い道
ムミョンはセリョンを諄々と諭し、彼女もしまいには折れて素直に父の手を取り父娘は涙の再会を果たしたのだった。
現在、実父は議政府入りして左議政の要職にある。セリョンは自分を実子として慈しみ育ててくれた養母ウォルヒャンのためにも、ソクチェを実父だと公表するつもりはないと父に告げた。ソクチェもそれを承知している。その頃、セリョンが中殿に冊立されて以来、ずっと後見を務めていた養父、領議政チャン・ソクが失脚した。